からだ健康コラム
あしがつる原因
2022年12月27日
足がつりそうになった経験はありませんか?マラソンやサッカーなど、長時間運動をし続けているアスリートが足をつってしまうシーンを見たことがある方や、寝ている時に足をつった経験がある方も多いのではと思います。「水分不足」「足が冷えていたから」と良く言われていますが、これは「マグネシウム不足」が引き起こした可能性が高いです。
中でもふくらはぎがつるのは「第二の心臓」と言われるくらい大切で良く使用する部位であり、足の裏がつるのは私たちの全体重を支えてくれているため、筋肉疲労が起きやすい箇所とも言えます。夏の夜に足が冷えてつるのも、冷えて筋肉が張った上に、日中に汗でマグネシウムが体外に排出されてしまっているからと言えるでしょう。稀に脇腹や肩がつる方がいらっしゃいますが、普段姿勢が悪く、脇腹や肩周辺の筋肉が張ったり負担をかけてしまっているのかもしれませんね。
マグネシウムの摂取方法
・経口摂取
・経皮摂取
経口摂取
一番手っ取り早くマグネシウムを摂取できるのは硬水です。
ふだん飲む飲料ににがり(塩化マグネシウム)を数的垂らしてから摂取しましょう。
それから精製された食卓塩ではなく雪塩、ぬちまーす等のミネラルが含まれる塩を摂取します。
サプリメントで摂取する場合は酸化マグネシウムを選ばないように気を付けてください。
吸収率が悪いだけでなく下剤としての効果が高いのでお腹を下してしまいます。
必ず塩化マグネシウムかアミノ酸でキレートされているマグネシウムを選びましょう。
経皮吸収
浴槽にエプソムソルトやフレーク状の塩化マグネシウムを入れて入浴します。
硫酸マグネシウム」別名『エプソムソルト』。中世にイギリスロンドンの南西にある小さな町「エプソム」という場所で発見され、白くて塩の結晶ように見えたのでその名称が付いたと言われています。サラサラの「ソルト」のようですが、塩は一切含まれておりません。
「エプソムソルト」で検索をするとさまざまな商品が出てきます。エプソムソルトとは、海水に含まれている天然の成分(マグネシウム)で、欧米では一番使われている入浴剤でもあります。エプソムソルトはマグネシウム、硫黄、酵素が含まれた物質です。日本でも温泉に行く機会があれば成分表を是非見てみてください。「マグネシウム」と記載されている温泉がきっとあるはずです。
マグネシウムスプレーやマグバームのようなマグネシウムクリームを塗布します。
毎日湯船に浸らない方にもお勧めです。クリームの種類にもよりますが、毎日2g程度のクリームを気になる個所、または全身に塗るだけ。2gは身体全体に薄くのばすくらいの量です。お風呂上がりの肌が水分を含んでいるうちにさっと塗るのがお勧めです。
マグネシウムには肌荒れや乾燥を防ぎ、肌にハリと潤いを与え、健やかに保ち、滑らかにする作用がありますので、通常のボディークリームとの併用する必要はありません。
マグネシウムは酵素と反応し、筋肉が緩み気血水の循環も良くしますので、身体の巡りが良くなり安眠にも繋がります。翌朝の目覚めも良くなりますし、全身のむくみが取れて身体が軽くスッキリとすることでしょう。
足がよくつるという方は以上を試してみてください。