からだ健康コラム
亜鉛
2023年1月6日
亜鉛は、動物性食品や全粒粉に多く含まれる栄養素です。
生命の維持や細胞の正常な分化に深く関わっており、不足すると色々な不定愁訴の原因になります。体内の様々な酵素を正常に働かせるために必須のミネラルです。
亜鉛は大人の体内に約2g含まれており、鉄の次に多い微量ミネラルとなっています。
前立腺、骨・骨髄、眼の脈絡膜、筋肉などにたくさん含まれており、コラーゲン合成に関わるため皮膚にも多く存在しています。
亜鉛は、300種以上の酵素に関わっていることが知られ、その効果は全身に及びます。亜鉛の具体的な効果は以下の通りです。
- 皮膚を守る
- アレルギーを抑制する
- 成長を促す
- けがや火傷の回復を促す
- 骨を丈夫にする
- 味覚・視覚・嗅覚を正常にする
- 脱毛を防ぐ
- 糖尿病を防ぐ
亜鉛の不足が続くといちばん出てくるのが皮膚症状です。そのほかの亜鉛不足の症状としては高齢者に味覚障害がよく見られます。しかし最近は子どもや若者の味覚障害も問題になってきています。
- 成長が障害され、低身長となる
- 性腺発育不全がおこる
- 食欲不振
- びらん、水疱、乾燥、などの皮膚症状
- 脱毛
- 傷の治りが遅い
- 無欲化、情緒不安定、行動異常、記憶障害、うつ症状
- 下痢、胃腸障害が起こる
- 風邪を引きやすい
- 正常な味を感じない
亜鉛は牡蠣・牛肉・豚肉・うなぎ・ナッツ などに多く含まれます。
亜鉛不足は血液検査で発見できます。
是非亜鉛を積極的に摂取しましょう
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