からだ健康コラム
骨端線損傷
2022年12月28日
骨端線損傷とは子供特有の骨の成長部分の損傷です。
骨端線損傷の症状
ケガをする形で起きた骨端線損傷では、直後では基本的には骨折をした時と同様の症状となり、わかりやすい所では腫れ・皮下出血・強い痛みなどが症状として現れます。
ケガをした時に骨折と骨端線損傷を見分けるには、レントゲンを撮る必要がありますので、その際は一度、医療機関を受診してください。
骨端線損傷の治療
骨端線損傷はいわゆる成長軟骨の損傷になるので、適切な治療をしないと、将来、後遺症を残すことがあります。
つまり、その骨の成長だけが止まってしまうということがあります。
骨端線損傷の後遺症
骨端線損傷の後遺症では、骨端線(成長軟骨)の骨の成長が早期に止まって、骨が伸びなくなってしまう成長障害やその成長障害や、骨がズレたままくっついたことで起こる変形、関節部・関節近くの骨折の為の関節機能障害などがあります。
小学生くらいまでの骨端線損傷を疑う症状は基本的整骨院では見極めは困難です。
整形外科にてレントゲンを撮る必要性があります。
先日、当院でも指の骨端線損傷疑う小学生が来院し整形外科へ転院したところ骨端線を含む骨折をしていました。
手の専門のDrに高診してもらったのですが1カ月かけて綺麗に整復していただき現在無事にリハビリ中です。
このようにまだ成長段階にある児童の関節付近の怪我は必ず自己判断せずに診療してもらいましょう。